タダシップを使用する中で、私自身が感じた頭痛やほてりなどの副作用について紹介します。
ページの後半では、シアリスが開発される段階で行われた臨床試験のデータから、発現が確認された副作用の一覧や、どのくらいの頻度で生じるのか?などを解説します。
主に感じた副作用は頭痛
私がタダシップを使った中で感じた副作用(と思われる不調)は頭痛です。効果を検証する為にタダシップを5回ほど使いましたが、頭痛の症状が出たのは1回だけです。
服用してから3~4時間後くらいに現れて、痛みは数時間持続しました。
実は頭痛の副作用を感じたことがあるのは、タダシップだけではありません。先発薬であるシアリスやその他のジェネリックを使った経験も豊富な私ですが、いずれも同程度の頭痛を感じています。
私の場合、頭痛でセックスに支障が出ることはありませんが、行為後の寝る時に辛くなることが多いです。頭痛の痛み方は、お酒を飲み過ぎた時に起きる頭痛と似ており、後頭部がズキズキと痛みます。激しい痛みが出るわけではありませんが、痛みでなかなか寝付けないのが辛いですね。
個人的に頭痛が起こりやすいタイミングは、飲酒した時や湯上り時、寝不足な時などです。とにかく体が火照っているときにタダシップのようなED治療薬を使うと、頭痛が起こりやすくなります。
これらのタイミングに気を付けてタダシップを服用することで、頭痛の発症率はだいぶ抑えられるのではないでしょうか。
他の系統のED治療薬と比べると副作用は少ないかも?
タダシップの使用時におきる頭痛について上述しましたが、他の系統のED薬と比較した場合、タダシップは決して副作用の強くないED薬だと思います。
私はタダシップのようなシアリス系のED薬だけでなく、バイアグラ系やレビトラ系のジェネリックも使用した経験があります。バイアグラ系やレビトラ系を使っていたのは1年以上前ですが、当時はけっこう頭痛に悩まされていました。
シアリス系よりも、頭痛が強いわけではないのですが、発症する頻度が高かったように思います。当時はよく頭痛薬と併用してEDジェネリックを使用していました。バイアグラ系やレビトラ系に比べれば、服用のタイミングさえ気を付ければ頭痛を防げるタダシップは使いやすいと思います。
頭痛の予防には頭痛薬と用量の調整が有効です。

私がタダシップの頭痛を防ぐ上で有効だと感じた2つの方法を紹介します。
頭痛薬の併用
私がED治療薬による頭痛の副作用を防ぐ為によく使用しているのは、頭痛薬です。飲酒した際などには、予防的に頭痛薬を飲んでおきます。頭痛薬の効き目は思いのほか高く、あらかじめ飲んでおけば、タダシップで頭痛を感じることはほとんどないのではないでしょうか。
タダシップと頭痛薬の飲み合わせによって、問題がおきる心配はありません。
私が併用している頭痛薬は、ロキソニンです。以前はバファリンを使っていた時期もありましたが、胃腸への負担が強くてお腹を下しやすいので、ロキソニンに切り替えました。
用量の調整
タダシップをカットして半錠ずつ服用することも、頭痛を防ぐ上では有効です。半錠にすることで、タダシップから摂取する有効成分の量も半分(20mg→10mg)になります。
つまり、効き目が半減しますので、副作用の強さも半減されます。
この方法では、肝心のED治療効果が低下してしまうという大きな欠点があります。私自身、半錠のタダシップでは効き目がいまいちですので、この方法はやっていません。
シアリスの臨床試験で確認されている副作用一覧
タダシップに配合された有効成分は、先発薬であるシアリスと同じタダラフィルです。タダラフィルの副作用については、シアリスが販売される前に行われた臨床試験によって検証されています。臨床試験からは、確認された副作用の症状や、その発現率が確認できます。
副作用の症状 | 発現数 | 発現率 |
---|---|---|
頭痛 | 29例 | 11.3% |
潮紅 | 13例 | 5.1% |
ほてり | 9例 | 3.5% |
消化不良 | 6例 | 2.3% |
背部痛 | 5例 | 1.9% |
倦怠感 | 4例 | 1.6% |
鼻閉 | 3例 | 1.2% |
むくみ | 3例 | 1.2% |
参照:シアリス錠 インタビューフォーム
上記は臨床試験で確認された副作用とその発現率です。臨床試験では、257例を対象にタダラフィルの投与が行われた結果、合計で70例(27.2%)に何らかの副作用の発現が認められました。
主な副作用は頭痛やほてりです。

私がタダシップを使った際に感じていた頭痛は、臨床試験においても最も多く確認されている副作用でもあるようです。発現率は1割程度なので、タダラフィルを服用した10人に1人の割合で頭痛が確認されたことになります。
その他にも、発現率が高い副作用として、潮紅(顔などが赤くなること)やほてりなどが報告されています。確かにタダシップを飲んでからしばらくすると、身体がほてることはありますね。
頭痛やほてりの原因はタダラフィルの血管拡張作用
タダラフィルなどのED治療薬には、血管を収縮させる酵素を阻害する働きにより、血管を拡げる作用があります。陰茎の血行を良くすることで、勃起を維持しやすくします。
ほてりや潮紅は顔周りの血の巡りが促進されることで生じており、頭痛は拡がった血管が脳の三叉神経を刺激することで生じていると思われます。
稀な頻度でおきる背部痛や倦怠感にも経験があります。

その他、気になる副作用として、2%以下の低頻度で確認されている「背部痛」および「倦怠感」が挙げられます。私自身、ダルさを伴う筋肉痛のような背中の痛みを経験したことがあります。
背中の筋肉痛の副作用を経験したのは2回だけです。いずれもタダシップではない別のシアリスジェネリックを使った時に起きた副作用だったと思います。
筋肉痛は服用した翌日くらいから現れて、症状は2~3日ほど続きました。痛みは自然と治まり、特に後遺症が残るようなこともありませんでした。
臨床試験では、背部痛に似たような症状として、関節痛や四肢痛、臀部痛、筋痛なども1%以下の低頻度で確認されています。
重い副作用が生じる危険も示唆されています。
シアリスの添付文書には、重大な副作用として過敏症がおきる危険が示唆されています。過敏症とはアレルギー反応のようなものであり、発疹や蕁麻疹、顔面のむくみ、皮膚が剥がれ落ちる等の症状が出ることがあります。
ただしこの過敏症に関しては「重大な副作用」として、ほとんどの医薬品の添付文書に書かれている症状です。タダラフィル系の薬で特段に起こりやすいわけではありませんので、過剰に警戒する必要はないでしょう。
実際に日本で行われた臨床試験では、過敏症の発現は確認されていないようです。
タダシップの副作用に関する口コミ
タダシップの副作用についてまとめ

私がタダシップを使っていて感じた副作用は頭痛です。
服用から3~4時間後に、後頭部がズキズキと痛みました。
タダシップなどのED治療薬による頭痛の予防には、頭痛薬が有効です。ロキソニンなどの胃腸への負担が少ない頭痛薬の併用がおすすめです。
タダシップの先発薬であるシアリスの臨床試験では、27.2%(70/257例)の患者に副作用が確認されました。主に報告された副作用は、頭痛や潮紅、ほてり、背部痛などの症状です。
タダシップの服用後に発疹などが出た場合には、重大な副作用である過敏症の可能性があります。気になる症状がある場合には、すぐに医療機関を受診して医師に相談してください。